株式会社バイオームは、JR東日本スタートアップ株式会社、株式会社JR西日本イノベーションズおよび九州旅客鉄道株式会社と協業し、AI動植物判定ゲームアプリによる生物多様性の調査と地域資源の再発見を目指した実証実験「バイオームランド」をJR東日本、JR西日本、JR九州エリアにて2020年3月1日(日)より実施します。
株式会社バイオームはこれまで、生物多様性の価値を社会に浸透させることを目指して、スマホカメラでいきものを撮影するだけで名前を判定できる、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」の開発・運営を行ってきました。2019年の4月末に正式版をリリースしてから、現在までに約13万人のユーザーにご愛用いただいています。アプリ内で投稿されたデータは、生物多様性の基盤情報として活用しており、保護団体や研究機関などの要望に応じてデータを提供しています。これまでに収集されたデータから、外来種シタベニハゴロモの中国地方初確認の論文が発表されるなど、複数の論文で学術的な貢献も果たしてきました。
こうしたBiomeを用いた生物多様性保全や学術貢献をさらに加速させるため、この度、JR3社の協力を得て、全国一斉生物調査「バイオームランド」を実施する運びとなりました。バイオームランドは、アプリ「Biome」内で参加できるイベントで、参加者は「クエスト」と呼ばれる様々な課題に挑戦することができます。日本全国のJR3社沿線に、それぞれの地域に根付いた150を超えるクエストが用意されています。こうしたクエストの仕組みを支えてくれているのは、いきものの魅力と課題に精通した多くの組織です。
【関連組織】順不同(2020年2月13日時点)
・主催
株式会社バイオーム、JR東日本スタートアップ株式会社、株式会社JR西日本イノベーションズ、九州旅客鉄道株式会社
・協賛
公益財団法人日本自然保護協会、アランチヲネ株式会社、科学コミュニケーション研究所
・コラボ連携
東日本エリア:アクアマリンふくしま、霞ヶ浦総合公園、神奈川県立生命の星・地球博物館、くりはま花の国、国営昭和記念公園、新江ノ島水族館、鶴岡市立加茂水族館、新潟市水族館マリンピア日本海、羽生水郷公園・さいたま水族館、マクセル アクアパーク品川、山形県立博物館
西日本エリア:梅小路公園、かつやま恐竜の森、京都市動物園、京都水族館、京都大学白浜水族館、京都府立植物園、国立環境研究所琵琶湖分室、フィールドソサイエティー・法然院森のセンター、山口県宇部市ときわ公園(ときわ動物園、ときわミュージアム 世界を旅する植物館)、日本新薬株式会社山科植物資料館
九州エリア:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」、北九州市立水環境館、九十九島パールシーリゾート(九十九島水族館海きらら、九十九島動植物園森きらら)、国立公園 高崎山自然動物園、長崎バイオパーク、マリンワールド海の中道
(コラボ連携施設は随時更新中。最新情報は特設サイト https://biome-app.com/をご覧ください)
【クエストとは】
クエスト機能とは、テーマに沿って選別されたターゲットのいきものを見つけ、写真を撮影・投稿することでいきもののコンプリートを目指すゲーム機能です。時期ごとに季節や場所などの様々な条件で出される『クエスト』に仲間と一緒にチャレンジすれば、遊びながらいきものに詳しくなることができます。コンプリートしたユーザーは、アプリ内のバッヂを獲得できる仕組みになっています。
対象となるいきものを見つけ、撮影してアプリへ投稿、クエストをクリアしながらゲーム感覚でいきものを調査することができます。また、クエストを達成してポイントを貯めると豪華賞品があたるチャンスも。普段とは装いの違う「Biome」の新しい取り組みに参加して、地域の生きものを探し、現実世界を冒険してみてください。きっと世界がもっと楽しくなるはずです。
【バイオームランド概要】
株式会社バイオームは、JR東日本グループが実施するビジネス創造活動「JR東日本スタートアッププログラム」の中でバイオームランドを実施します。プログラムに応募のあった262件の中から、書類審査とプレゼン審査を経て、21社が採択され、このうち、JR東日本スタートアップ、JR⻄日本イノベーションズ、JR九州と連携する「エリア拡大」テーマには弊社1社が選ばれました。株式会社バイオームとJR3社は、本実証実験を通して、生物の分布情報による生物多様性の保全と、地域資源の再発見による過疎化や少子 高齢化・人口減少などの地域課題の解決に貢献していきます。
実施期間:2020年3月1日(日)~2020年5月31日(日)予定
実施エリア:JR東日本、JR西日本、JR九州エリア
特設サイト:https://biome-app.com
【参加方法】
(1)「Biome(バイオーム)」アプリをインストール。
(2)参加するランド(東日本ランド、西日本ランド、九州ランド)を選択。
(3)各ランドにて、地域限定や施設とのコラボクエストに参加。
(4)ターゲットのいきものを撮影して投稿。
(5)クエストを達成するとポイントを獲得。ポイントに応じた賞品に応募できます。
※詳細については特設サイトをご確認ください。
【いきものコレクションアプリ「Biome」とは】
日本国内のほぼ全種(約7万9000種)の動植物を収録したいきものコレクションアプリです。最新の生物名前判定AIを備えているだけでなく、図鑑・地図・SNS・クエストなどいきものにまつわる様々な機能を備えています。誰でも無料で使用できることから、今後も、多種多様な生き物の情報収集・調査・研究への展開が期待されます。
iPhone版
https://apps.apple.com/jp/app/id1459658355
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.biome.biome&hl=ja
【JR東日本スタートアッププログラムとは】
ベンチャー企業や様々なアイディアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラムです。2017年度に初めて開催し、これまでに計63件の提案を採択。内閣府主催の2018年度第1回日本オープンイノベーション大賞で経済産業大臣賞を受賞しました。鉄道事業やIT事業など幅広い分野の実証実験を行い、一部の取組みは実用化しています。
■主催企業概要
会社名 :株式会社バイオーム
所在地 :京都府京都市下京区中堂寺南町134番ASTEMビル8階(STC3)
代表者 :代表取締役 藤木 庄五郎
設立 :2017年5月31日
事業内容 :生物情報アプリ開発・運営、生物情報可視化システムの提供、環境コンサルティング
URL:https://biome.co.jp/
会社名 :JR東日本スタートアップ株式会社
所在地 :東京都新宿区西新宿1-1-6-1201
代表者 :代表取締役社長 柴田 裕
設立 :2018年2月
事業内容 :事業シーズや先端技術の調査・発掘、ベンチャー企業への出資及び
JR東日本グループとの協業推進
URL:http://jrestartup.co.jp/
会社名 :株式会社JR西日本イノベーションズ
所在地 :大阪市北区大深町1-1
代表者 :代表取締役社長 和田 裕至
設立 :2016年12月
事業内容 :コーポレートベンチャーキャピタルの運営業務
URL:http://www.jrw-inv.co.jp/
会社名 :九州旅客鉄道株式会社
所在地 :福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号
代表者 :代表取締役社長執行役員 青柳 俊彦
設立 :1987年4月
事業内容 :旅客鉄道事業、海上運送事業、旅客自動車運送事業、旅行業 ほか
URL:https://www.jrkyushu.co.jp/